Web広告とは?12種類の特徴と最大限効果を発揮する方法!

更新日:2022.03.03

Web広告

Web広告の種類や効果について、この記事では、

  • Web広告を出すメリット・デメリット
  • Web広告の種類と配信方法
  • Web広告の相場
  • Web広告の効果を高める運用方法

の順に紹介していきます。Web広告にはたくさんの種類があり、どの広告にどのような効果があるのか、把握するのが難しいですよね。私自身も初めは、リスティング広告とアフェリエイト広告の違いも分かりませんでした。本記事ではWeb広告の種類に対する基本的な知識を、初学者でも分かりやすくまとめました。本記事をご利用して、ぜひ広告運用スキルを高めていって下さい。

Web広告って何?

Web広告とは、インターネットやメールによって表示・配信されるありとあらゆる広告のことです。近年では、検索エンジンの発達によって、多様なWeb広告が効果的に表示できるようになりました。Web広告は今後ますます重要性が増していくとの見立てです。

 Web広告の種類は豊富で、効果や相場もそれぞれ特徴的です。自社マーケティングの方向性に合わせて、より効果を発揮するWeb広告の種類を選択し、効率的な運用をしていく必要があります。

Web広告を出すメリットは?

マス広告と比較したWeb広告のメリットとしては、

  • ターゲティングの設定が細かい
  • 低コスト
  • 効果の測定と調整がしやすい

 などが上げられます。Web広告の市場規模は拡大傾向にありますが、なぜより多くの人がWeb広告に参入しようとするのか。理由を大きく三つに分けて説明いたします。

詳細なターゲティングの設定

1つ目は「ターゲティングの設定が細かい」 ことです。

Web広告とは特定の傾向をもった市場に向けて制作されています。Web広告はユーザーの基本データや履歴から、ターゲットを細かく分割しますので、広告主はより適切な消費者に、的を絞った広告の伝達がしやすいです。

例えば、SNS広告の場合ですと、性別や年齢、学歴、交際、フォロー、過去の投稿の傾向などからターゲティングを細かく設定できます。大手調査会社を通さなくても、基本データを取得しやすいという強みは、Web広告ならではでしょう。

低コスト

2つ目は「低コスト」であることです。

Web広告はTVよりも、リーズナブルな価格で広告を掲載することができます。さらに、マスメディアよりも細かくターゲティングを選定して表示されるので、広告の露出を調整しやすいです。

 さらには、

  • 契約から購入に至った分だけ料金が発生する課金方式
  • 特定のアクションが起きた時にのみ、料金が発生する仕組み
  • 広告宣伝費の合計金額の上限を設定する仕組み

などを利用することで、低コストで広告の配信ができます。

効果の測定と調整がしやすい

3つ目は「効果の測定と調整がしやすい」ことです。

Web広告で思うように効果が出なかった場合、掲載中に設定を変更することができます。またユーザー行動を示すさまざまな指標が用意されています。測定されたデータに基づく広告運用の改善もWeb広告の強みです。

具体的に、 ユーザー指標とは

  • インプレッション数:ユーザーが広告を表示した回数
  • クリック数:ユーザーが広告をクリックした回数
  • コンバーション数:ユーザーが成果とみなされる行動をとった回数

などがあり、選定したセグメントに対するメッセージの効果や、利用した広告の種類によってはより的確な利益率の向上も確かめることができます。

Web広告のデメリットとその解決法は?

Web広告のデメリットとしては、 

  • インパクトが弱い可能性がある
  • 視聴者が露出をコントロールする
  • 市場が急速に進化している

と3点挙げられます。それぞれ解説していきましょう。

インパクトが弱い可能性がある

1つ目は「インパクトが弱い可能性がある」ことです。

競合が多い市場の場合には広告が埋もれてしまい、思った通りに成果が上がらない可能性があります。その為にクリエイティブの面では、より的確な配色やセールスコピー、画像選定が重要となり、デザイナーの力量が問われやすいです。

 また、掲載される場所により効果も変わりますので、消費者を引き込むための効果的な広告設定を考える必要があります。

広告運用スキルが必要

Web広告は競合が多くただ広告を出稿すれば、すぐさま多大な収益が上がるというわけではありません。 宣伝効果を最大限発揮するためには、広告運用スキルが必要です。

とりわけWeb広告は低価格帯から始められ、独自の指標からデータも収集しやすいので、試作と改善を繰り返しやすいです。

しかし、広告運用スキルが高くない場合は、どうしてもうまくいかないケースもあるでしょう。その場合、専門家やツールを利用するのも一つの手段です。

市場が急速に進化している

3つ目に「市場が急速に進化している」ことです。各種のSNSやサービスの発展に伴い、Web広告の手法も多様に変化していきます。今後も変化のスピードに対する適応力が求められます。

新しいWeb広告が直ちに有用で、高い収益に繋がるとは限りません。しかし、激しいWeb広告市場の競争の中、未開拓市場にアンテナを張り続けることはとても重要でしょう。

比較的新しいWeb広告には

  • スクロールすると動画が自動再生されるインリード広告
  • 音声広告であるボイスアド
  • 動画をタップすると、お店の名前やアドレスがその場で表示される、インタラクティブな動画

などがあります。

Web広告の種類と配信方法は?

主要なWeb広告を12種類と配信方法をご紹介します。

1. リスティング広告
2. アフィリエイト広告
3. アドネットワーク広告・DSP
4. 純広告・バナー広告
5. SNS広告
6. 動画広告・YouTube広告
7. ディスプレイ広告
8. ネイティブ広告
9. リターゲティング広告
10. メール広告
11. 記事広告・タイアップ広告
12. リワード広告

リスティング広告

リスティング広告とは「検索連動型広告」とも呼ばれ、ユーザーが検索エンジンを使用してキーワードを検索したときに上位表示されるテキストベース広告とそのリンクです。入力したキーワードに対応する広告が表示されますので、キーワードに対する関心の高い視聴者に広告が表示されやすくなります。

リスティング広告のメリットは、コンバージョンを獲得しやすいことです。また、検索に連動して表示されますので、見込み客にもアプローチしやすいでしょう。

一般的なプラットフォームとしてはGoogleやYahoo!が有名です。

アフィリエイト広告

アフェリエイト広告とは、アフェリエイトサイトに表示されている広告を通して、購入・問い合わせ・資料請求のような、あらかじめ広告主が設定しておいたアクションが発生した場合に、広告宣伝費がかかる手法です。

アフェリエイトサイトの運営主が、広告をクリックしてもらうための導線を作ってくれることもあり、場合によっては運用コストが低くなることもあります。しかし、意図せざるブランドイメージの低下につながる場合もあるため注意も必要です。

アドネットワーク広告・DSP

アドネットワーク広告とは、広告媒体であるWebサイトを複数集めて広告配信ネットワークを形成し、提携先の媒体に一元的に広告を掲載する手法です。

アドネットワークを利用しない場合は、それぞれの広告媒体に広告主が一つ一つ出稿のお願いをする必要があります。

一度に複数のWebサイトに広告を出稿したい場合は、アドネットワーク広告のご利用は大変便利です。

純広告・バナー広告

純広告とは、ある特定のWebメディアの広告枠を買い取ることで出稿できる広告です。契約期間中はWebメディアを訪問したすべての人に、同じ広告が表示されます。その中でもバナー広告は、特定のWebメディアにバナーを貼って、ユーザーを呼び込む広告のことです。

SNS広告

SNS広告とはSNS上で表示されるすべての広告をさします。性別や年齢、学歴、交際、フォロー、過去の投稿の傾向などからターゲティングを細かく選定しやすいです。SNSにシェア機能がついている場合には、ユーザーによって広告が拡散されることもあります。

具体的な媒体は、下記の通りまとめましたのでご覧ください。

媒体概要
Facebook登録名が実名で、所属先や学歴などの有用な登録情報があり、ユーザー情報の正確性が高い。ビジネスとして利用しているユーザーが多いとされ、SNS広告の中ではBtoBの広告に向いている。
Instagram視覚情報によるより直感的な伝達が強み。日本語が分からない外国人ユーザーにも、ビジュアルによる情報伝達のメリットを活かした広報活動ができる。
Twitterアカウントの属性やフォローの傾向、ツイートの履歴から、ターゲットの興味関心の傾向を割り出しやすい。リツイートの機能から、広告を拡散してもらえるという魅力的。

動画広告

動画広告とは、媒体で動画コンテンツを配信するWeb広告です。人間が動画を見たときにはいってくる情報量は、テキストや画像を見たときよりも多いといわれています。視覚と聴覚を利用したイメージ戦略ができ、より深い印象を与えやすいWeb広告ですね。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に画像や動画、テキストなどのフォーマットで表示されるWeb広告です。Webサイトのコンテンツに応じて表示されるため検索連動型広告と対比して、コンテンツ連動型広告とも呼ばれます。

ディスプレイ広告は、年齢や性別、Web履歴をもとに広告を表示できるので、そのサービスや商品を知らない層もターゲット対象となり得やすいです。

ネイティブ広告

ネイティブ広告はディスプレイ広告の一種で、Webサイト上の記事やコンテンツと同じ見た目で表示される広告をいいます。広告だと明瞭に思わせない自然な表示の仕方から、Web広告特有のストレスをユーザーは受けにくいです。

例えば、高校受験を控えている中学生が利用するWebサイトに予備校の広告を表示したり、歩いた距離を記録するアプリにジムの広告を表示したりします。

 広告を表示するメディアや媒体を選択できるため、興味を持ってもらいたい潜在的なユーザーに認知させることが得意です。 

リターゲティング広告

一度検索をかけてよく調べたサービスや購入したことのある商品の広告が、Web上に表示されることを見る機会は多々あるかと思われます。

リターゲティング広告は、ユーザーが過去にWebサイトを訪問したことがある場合に、そのユーザーに対して表示される広告です。

すでに自社の製品・サービスに興味や関心を持っているユーザーをターゲットとしやすいため、クリックや資料請求、購入などの成果につながりやすくなります。

リターゲティング広告はおそらく、SNS広告やディスプレイ広告で配信でよく見かけるでしょう。特にモバイル機器の普及により、SNSでのリターゲティング広告の重要性は近年増しています。

メール広告

メール広告とは、その名前の通り、電子メールをユーザーに配信し宣伝をするWeb広告です。現在はより多くの人がスマホを持っていますので、わざわざパソコンを開かなくてもメールをチェックすることができます。

メール広告には、一般的な手法としてメールマガジン形式があります。

具体的には、

  • メールマガジンのヘッダーやフッターなどに広告テキストとリンクを表示するタイプ
  • あらかじめ登録しておいた内容をもとにインサイトをし、条件に適合するユーザーに広告 メールを送信するタイプ

などがありますが、一口にメールマガジン形式といってもアプローチはさまざまです。

記事広告・タイアップ広告

広告主が第三者としての既存メディアに広告宣伝費を支払って、PR記事を書いてもらい、自社の商品やサービスを宣伝するWeb広告です。

ネイティブ広告の一種で、ユーザーに広告特有の煩わしさを感じさせない自然なコンテンツとして、コマーシャルすることを得意とします。

提携先のメディアやインフルエンサーの影響力を活用することもできます。

リワード広告

リワード広告とはアフィリエイト広告の一種で成果報酬型広告です。ユーザーが提携先Webサイトで、アプリのインストールや商品の購入などを行うと報酬が発生します。報酬は現金ではなくポイントとしてです。

具体的には成果を発生させたユーザーに、ECサイト内で利用できるポイントや、提携先Webサイト内で使えるポイントとして付与されます。

リワード広告は新規アプリや認知度が低いアプリの初回インストールを促すときに使われることが多いです。

Web広告の相場は?

続いては、Web広告のおおよその相場を紹介します。

1. リスティング広告

広告名リスティング広告
タイプクリック課金型
金額1クリック10円~平均クリック単価は、業界全体で約281円
概要一つの広告の料金は10円から自由に設定が可能入札価格による掲載順位の変化あり

2. アフィリエイト広告

広告名アフィリエイト広告
タイプ成果報酬型
金額初期費用3~5万円前後ASP月額固定費用3~5万円前後手数料(成果報酬の相場は30%前後)
概要価格はASP(アプリケーションサービスプロバイダ)との契約内容による。複数のASPと契約した場合その分費用も増加。

3. アドネットワーク広告・DSP

広告名アドネットワーク広告・DSP
タイプクリック課金型、インプレッション
金額【クリック課金型】1クリック10円~
【インプレッション課金型】10円~/1000インプレッション
概要DSPの場合、広告費の他に初期費用や手数料などがかかる可能性あり

4. 純広告・バナー広告

広告名純広告・バナー広告
タイプ期間保証型、インプレッション保証型
金額規模による、1週間で数十万円~数千万円と高額になるケースもある
概要人気の広告枠を利用すると高額になりやすい

5. SNS広告

広告名SNS広告
タイプアプリのインストール課金、インプレッション課金、動画の再生時間による課金、フォロー課金、エンゲージメント課金型、クリック課金型
金額【アプリのインストール課金】1インストールにつき100~250円
【インプレッション課金】1000インプレッションにつき400~650円
【動画の再生時間による課金】1再生につき5~20円
【フォロー課金】1フォローにつき40~100円
【エンゲージメント課金型】1エンゲージメントにつき40~100円前後
【クリック課金型】1クリック1円~200円前後平均クリック単価24~200円
概要金額はリアルタイムで変動し続ける

6. 動画広告・YouTube広告

広告名動画広告・YouTube広告
タイプ動画視聴型、インプレッション課金型、クリック課金型
金額【動画視聴型】一再生につき 2~30円程度【インプレッション課金型】1000回表示につき10~500円前後【クリック課金型】1クリックにつき10~数千円前後
概要YouTube広告やその他のSNSによる動画広告

7. ディスプレイ広告

広告名ディスプレイ広告
タイプWebサイトの広告枠に表示される広告全般
金額「純広告・バナー広告」「アドネットワーク広告」「DSP」「リターゲティング広告」を参照
概要「純広告・バナー広告」「アドネットワーク広告」「DSP」「リターゲ ティング広告」を参照

8. ネイティブ広告

広告名ネイティブ広告
タイプページビュー保証型(+別途コンテンツ制作費)
金額2万PV=100万円前後など
概要広告と分かりづらい広告のため、クリック率が高くなりやすい傾向がある

9. リターゲティング広告

広告名リターゲティング広告
タイプクリック課金型、インプレッション課金型
金額【クリック課金型】1クリックあたり10円~【インプレッション課金型】1000インプレッションあたり10円~
概要広告が何度もしつこすぎると、購買意欲が低下する可能性あり

10. メール広告

広告名メール広告
タイプ配信課金型
金額配信課金型5円~20円/1通
概要内容や配信回数が適切でないと開封率が低下することもある

11. 記事広告・タイアップ広告

広告名記事広告・タイアップ広告
タイプPV保証型
金額媒体による例:マイナビニュース(月間PV数10,000超)、1PV=200円
概要広告と分かりづらい広告のため、クリック率が高くなりやすい傾向

12. リワード広告

広告名リワード広告
タイプインストール課金型、アクション課金型
金額80円~300円/1インストール、1アクション
概要ユーザーに対する報酬は現金ではなくポイントとして発生

Web広告の効果を高める運用方法とは?

氾濫する情報の中でWeb広告を成果と結びつけるためには、しっかりとした戦略と良質な広告制作が重要です。Web広告の効果を高める運用方法として以下の3つを挙げます。

1,戦略策定
2,広告のデザイン、ライティング
3,LPのデザイン、ライティング

戦略策定

市場の細分化、参入するセグメントの選定、差別化とポジショニングなど、広告を出稿する前に必要なマーケティング戦略をしておくといいでしょう。その上で自社の商品やサービス、予算に合った広告方法と掲載場所を選定するとより効果的になります。

広告のデザイン、ライティング

広告を掲載する媒体を決めたら、ブランディングと顧客を引き込む(注視・関心)ためのデザインとライティングを考えましょう。

黄色を背景カラーとした媒体に同じ黄色の広告を載せるのと、水色や赤色の広告を載せるのとでは、効果が違ってきますよね。利用する媒体に合わせたデザインは非常に重要です。

テキスト型の広告にしても、プロが考えた文章とまったくのアマチュアが何も考えずに用意した文章では結果は変わるでしょう。効果的なライティングで広告成果が倍変化することもありえます。

LPのデザイン、ライティング

LPとはWeb広告のクリック後にユーザーがとばされるページのことです。もしLPがユーザーに効果的な刺激を与えなかった場合、ユーザーがせっかくページを訪れてくれたにも関わらず、購買やサービスの利用に結びつかない可能性があります。

集客のためには魅力的なデザインやライティングのLPを制作できるかが重要となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?12種類のWeb広告の紹介をしましたが、広告方法を一度にすべて理解しようとすることは、難しいかもしれません。特に種類と費用に関しては、丸暗記しようとしても、到底覚えられるものではありません。

しかし、ぼんやりとでも頭の中に情報が入っていると、そこから索引することができます。本記事が、Web広告を理解し活用するための一助となれば幸いです。

集客目的であればSNS広告運用の前に自社ホームページを見直そう!

SNS広告を配信して、実際に自社の商品やサービスを購入する場合、リンク先のサイトや、広告を配信している会社は安心して利用できる会社かどうかを会社のホームページから確認する人も多いです。

そのため、SNS広告で広告を配信する前には自社ホームページの見直しとECサイトなどの更新などを検討しておく必要があります。

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