規模によっても違う?ECサイトの作り方・費用を解説します!

更新日:2022.03.03

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新型コロナウイルスの影響で、ECサイトがさらに注目されるようになりました。そこで自社でECサイトを開設する動きが強まっています。ですが、簡単というわけではありません。どのように作るべきか、作り方の段階で挫折することも珍しくありません。自社で作成するだけではなく、外注の場合でもどのような流れで進めるべきか慣れていないとわからないでしょう。規模によっても違いがあるため、作り方を順番に解説していきます。

3つあるECサイトの作り方

ECサイトを作るには規模によって3つの方法が考えられます。自分達が目指す規模を考慮し選択することが大切です。かけられる経費の違いが出てくるため、違いが生まれてきます。

規模作り方ITの知識レベルイニシャルコストランニングコスト
個人無料ASPSNSを触れる程度0円から0円から
年商1億円程度有料ASP必要とする情報収集ができる10万円以下月5万円以下
年商1億円以上パッケージクラウドベンダーと対等に話ができる数千万円規模10万円以上

あくまでもこれは一例ですが、このぐらいの区分で考えてみるといいでしょう。

個人規模

個人でECサイトを構築を目指している人も多いでしょう。現在のような社会事情から考えれば、魅力的な方法であるのは間違いありません。実際に現在多くのサービスが展開されており、無料でECサイトが構築できるところも増えてきました。個人規模で大事なことは、イニシャルコストもランニングコストも抑えることです。自分でECサイトを作るとしても、できる限り費用をかけないことが重要になります。

例えばランニングコストがかかれば、その分だけ利益が圧迫されます。元々個人レベルでは大きな利益を上げられない規模となるので、小さなランニングコストも大きな影響が出てしまうためです。

無料ASP を使うとイニシャルコストは抑えられます。しかし、すべて無料ではありません。仮に取引できても、決済手数料が3から5%程度かかることは理解しておきましょう。このコストも抑えるのであれば、自分で構築する選択があります。WordPressなどを使って構築するとコストを一気に抑えられますが、 多くの部分を自分で作り上げていかなければいけません。宣伝コストなどまで考えると、無料ASPを使った方がお得なことも多いでしょう。 

無料でもドメインなどを有料で変更できるオプションなどもあり、どこまで使うかで機能が変わってきます。ただし、イニシャルコストは大きな影響となるため、ECサイトとしてあまり力がない間は、できる限り抑えることが大切です。

年商1億円未満の規模

年商1億円未満程度まで規模が大きくなると、無料ASPでは機能が物足りなくなります。規模を拡大するのには向いていないからです。特にドメインの問題が大きく、有料ASPに変更したときにも、使えない可能性まで出てきます。

年商1億円程度までくるとかなり大きな規模になるでしょう。この視点でマーケティングの知識が必要となり、ただ商品を並べているだけでは維持できなくなります。それもWeb上での知識も求められてくるところがポイントです。

有料でもASPだとバリエーションが取れないのではないかと考えがちですが、現在ではそこまで不便なところはなくなりました。カスタマイズもほぼ自由にできるものが多く、必要な機能は取り揃えられているからです。この規模でも、ランニングコストが大きなカギを握ります。 

重要なポイントとして、有料ASPからの移転は容易なことではありません。実際にかなり大きな問題を抱えるケースもあるため、今後確実に1億円を超えるようなレベルとなるなら、もっとカスタマイズできる方法をとることを検討するべきです。

どこまで手が入れられるか判断するポイントは、アパレル系のECサイトを参考にすると良いでしょう。作り方としてかなり手が入るケースが多いためです。機能的にも色々なものが要求されるため、対応力を測る大事な指針となります。カスタマイズができるのなら将来乗り換える必要もなくなるかもしれません。この規模まで成長すると、そこまで考慮して選択することが求められます。

年商1億円以上の規模

この規模まで来ると、ECサイトの作り方としても相当な費用をかけられるレベルになるでしょう。

年商1億円以上というレベルは、1日100件以上の注文数を抱えなければいけない規模です。100件を時間に置き換えると、1時間当たり4件程度の発注がきます。個別に担当者が対応するのは不可能なレベルです。月の売上が1千万以上になるため、決済に対しても対応できるシステムも必要になります。

個別のカスタマイズが必要なレベルですが、これはECサイトとして販売商品の特性に合わせたものにしなければいけません。これは運営効率を上げるために必要な機能を持たせるためで、ミスの発生を下げるためにもカスタマイズが必要です。特にバックエンド作業との連携を密にできる方法を模索し、独自の販売形式を構築しなければいけません。

ここに必要なのがシステム連携です。年商1億円以上の規模ともなれば、物流センターの機能も大きな影響を与えます。販売と物流のシステム連携がしっかりできる管理システムの構築が、ECサイトとしても必要になるのです。在庫管理システムも同様で、情報の共有だけではなく、迅速な発注システムの構築も欠かせません。

ここまでくると通常の有料ASPでは対応できないレベルも発生してきます。専用のパッケージやクラウド化されたECサイトなどのシステムが必要です。

大事なことは、運用側でも知識をもつことでしょう。1億円程度の場合に比べ、販売側にもかかる負担は増大します。このときに迅速な対応ができるかどうかは、知識と経験にかかっているのは間違いありません。

個人レベルでも大切なECサイトの作り方の手順

個人レベルでもECサイトの作り方の基本に大きな違いがあるわけではありません。登録作業から始めるといった作成的な部分の違いがあるだけです。

登録から作成

ECサイトを作る場合、まずは無料ASPを使うのが一般的です。メールアドレスやパスワードなどの設定をしますが、この辺りはサイト側が誘導してくれます。

ECサイトを構築する場合、テンプレートが用意されているはずです。その中から好きなものを選びます。デザインは派手なものを選びかねませんが、世の中で好まれるのは分かりやすくシンプルなものなのを忘れてはいけません。細かく複雑になると、利用者はどこを触っていいかわからないからです。シンプルなデザインは、すべてに勝ると思って差し支えありません。

商品登録

ECサイトの作り方として、一番時間がかかるのが商品登録です。ですが、手を抜けない部分で、登録の仕方次第で売上げを左右するからです。

商品登録はあまりに手がかかるため、外注に依頼するケースも多くなりますが、言葉ひとつでも大きな影響を与えます。写真の撮り方も重要です。

実際に注文してみる

出来上がったら、自分のECサイトで注文してみます。購入者としての目線で見て、何か不足がないかチェックできるからです。大事なことはキャンセルしたときにどうなるかです。順調に購入できるのは当然ですが、トラブルがあった時にどうなるかをチェックしておかないと、ECサイトとして継続できなくなるからです。

ECサイトの作り方のまとめ

ECサイトの作り方は規模によって違います。つまり、要件定義の段階で作り方の大半は決まることになるでしょう。

WordPressでもECサイトを手軽に作れる時代です。この時代だからこそ、要件定義のように条件をはっきりとさせていくことが求められます。道筋をしっかりと立てられるとAPSだけではなく、ECサイトを自分で作ってみる、作ったASPに誘導していくといった方法も見えてくるからです。

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