ECサイトの将来は?大きく変化した市場

ECサイト 市場

新型コロナウイルスの影響で、世の中の市場に大きな変革期が訪れました。ECサイトがこれまで以上に注目を集めるようになったのも、テレワークが主体となったことに大きな影響を受けています。仕事での通勤時間が減少し、家庭にいる時間が増えただけではなく、インターネットを使う時間も増えたからです。市場も大きく変化してきた中、ECサイトの展開を考えている人だけではなく、利用者も今後の市場予想が購入に関して重要になるでしょう。

ECサイトと市場の変化

全産業のEC化率を見ると、2021年はBtoCが8%を超えたという試算があります。総取引額が66兆円を超える現状の中、ECサイトの取引額は2兆円を超えました。

2019年のEC化率が6.2%、2020年が6.7%だったことを考えても、一気に成長したことがわかります。この背景にあるのは、間違いなく新型コロナウイルスの影響であり、テレワークへのシフトが定着し影響してきたことは間違いありません。市場的にも右肩上がりでしたが、さらに2020年から加速がついてきたことがわかっているからです。

ところが、市場は無条件に成長してきているわけではありません。サービスやデジタル系はBtoCでの販売は横ばいか落ちてきています。特にサービス分野の減少は、かなり大きな影響となりました。これも新型コロナウイルスの影響と考えられており、飲食や旅行などのサービス分野は急激にダメージを受けたことがわかります。ただし、EC化率と伸び率だけでは判断できないのが、日本だけではなく、世界的な経済が悪化したことの影響があるからです。

GDPとの比較

2020年第2期の実質GDPは、戦後最大となるマイナス27.8%を記録しました。この落ち込みの大きさは、とんでもない影響を与えたリーマンショックを超えています。外出自粛に始まり、時短要請なども関係したことで大きく落ち込んだのは間違いありません。

このGDPの落ち込みがあったのにもかかわらず、EC化率は大きく伸びました。つまり、外出する必要がないECサイトの利用が伸びてきており、市場に大きな変化を与えたことがわかります。

サービス系はどんどんと成長してきたのにもかかわらず、EC化率とともに伸長率も激減しました。GDPよりも大きな落ち込みを見せたことは、全体的な低迷を顕著に表しているポイントになるでしょう。

物販系の市場成長

ECサイトはサービス系を除いて軒並み成長を見せています。その中でも中心的存在は物販系です。

物販系の中でも急激に成長したのが、生活家電に関するジャンルです。AV家電やPC関連に関するものも物販系の中でも急激に伸びました。

市場の中でも成長した理由は、テレワークに必要なものもECサイトで購入していることがわかります。生活家電は必須だから購入したと考えられますが、PC関連は半導体の高騰の影響もあり、どれも高騰した状況です。店舗で購入するよりECサイトの方が安価だったこともありますが、テレワークで必要な機材が多いからこそ、購入が進んでいることも影響しています。

続くのが書籍や映像、音楽ソフトです。本来であれば、手に取って購入したいものですが、外出できない状況や本来は映画館などでサービスを受けるものが、家庭内にシフトしてきたことが市場に影響していることが予想できます。

もうひとつ伸びた分野が、雑貨や家具です。この分野では、家庭の中で注文できる強みが生きていることがわかります。テレワークで必要な家具もあった可能性はありますが、継続して伸びてきていることを考えれば、市場に大きな変化が起きていると考えられるでしょう。

食品系の伸び悩みの理由

物販系の中でも、食品系はあまり伸びてきていません。ここにも新型コロナウイルスの影響があると考えられます。

・食べ物だからこそ手に取って判断したい

・欲しいときに買えない

・もっと便利な方法がある

・調理済みでも誰がさわったかわからない

これらの条件を見ると、どれも新型コロナウイルスの影響があったことがわかります。安全と安心がキーワードになりますが、鮮度の高いものを高い利便性のある方法で購入したいのが食品系です。

もともとECサイトなどでも進出が遅かったのが食品系で、鮮度の部分で展開しにくいところもネックになってきました。物流拠点としても、専用のものを用意しなければいけないところも大きな問題点としてあげられます。大手では、専用の物流拠点を作って対応も始めているため、今後は大きな差がついてくる分野ともいえるでしょう。

ECサイトとして相性のいいアパレル

ECサイトとして相性がいいことで知られているのがアパレルです。衣類・服装雑貨と呼ばれる分野で、簡単に購入できるところが相性の良さを物語っています。

本来アパレルはECサイトと親和性が低いと考えられてきました。着てみないとわからない部分があったからです。サイズだけでなく、肌ざわりなども大事な要素でしたが、サイトの工夫や返品無料などのサービスにより大きく変わりました。

もともと海外ではアパレルの返品は当たり前であり、フィットしなければ買っても返品するという文化もあります。それが家でも手軽に注文でき、試着して合わなければ返品できるシステムとなり、相性が大きく変化したともいえるでしょう。

実際に市場規模をみると、生活家電などと次ぐ規模を持っています。急激に拡大してきたのも、実店舗に買いに行けない実情が大きく影響しているのは間違いありません。

市場的に大手の影響力が強い分野ですが、SNSの影響も色濃く出てきます。その中でもInstagramとの相性の良さは知られており、今後も市場に大きな影響を与えるでしょう。特に最先端の技術の投入も盛んなので、ECサイトとしても進化を続けていくはずです。

ECサイトと物流

市場と密接な影響があるのが物流の問題です。多くの課題を抱えていることが判明しており、ECサイトとしても市場に大きな影響を与える問題となってきました。ECサイトは、実店舗と違い、購入してもらった後に配達する過程があります。これが最も大きな違いです。

配達するためには、物流拠点も必要です。しかし、大手でなければ自社の物流拠点を構えるのは不可能なため、運送会社などを使う方法をとるでしょう。これが、荷物の増加に対する業者側の人手不足や残業といった問題を引き起こしたのです。

運送会社の機能低下により、遅配や再配達といった問題も出てきています。その分のコスト増加や信用の低下なども考慮しなければいけません。市場に対しても大きな影響を与える問題として、ECショップとしても考慮しなければいけない状況となっています。

現在では、都市部を中心に再配達率が下がってきていることも注目するべきでしょう。市場にも影響を与えてきていますが、ECサイトとして大きな影響があることを考慮しておかなければいけません。顧客からすれば、ECサイトと物流が別会社であることを知っていたとしても、そのクレームはECサイト側にきます。しっかりとした応答ができなければ、口コミなどにも現れ、売上げに影響を与える要因として顕在化します。

ECサイトと市場の将来

市場の成長は確実に進んでいくでしょう。しかし、ボトルネックとなる物流の問題も確実に顕在化してきます。更に決済の問題なども影響を及ぼしてきています。

現在の広告費のメインはインターネットにシフトしてきています。これも今後の市場成長に対する期待を表している現象です。こうした影響力もうまく利用していくことが、急激な成長を見せるECサイトの中で生き残る方法となるでしょう。

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