【結論】ターゲットに合わせようコーポレートサイトと採用サイトの違いは?
更新日:2022.09.09
会社のサイト制作を考えた際に、コーポレートサイトと採用サイトの違いが分からなくて戸惑っていませんか。
結論から言いますと、両者は運営の目的やターゲットとするユーザーが異なります。
今回は、コーポレートサイトと採用サイトの違いが分かるように紹介していくので、自社に適切なサイトを選択できます。
自社に適切なサイトを選択できるようになった結果、経営のサポートをするサイトになるでしょう。
コーポレートサイトと採用サイトの違い
コーポレートサイトと採用サイトは、ターゲットとするユーザーが異なります。
「仕事を探している人に向けたサイト」が「採用サイト」で、「サービスを利用する人が見るサイト」が「コーポレートサイト」です。つまりコーポレートサイトを見るのは、求職者だけに限りません。ビジネス関係者や消費者なども閲覧します。
サイトによっては、コーポレートサイトの中に採用情報を掲載しているケースが見受けられますが、ターゲットとなるユーザーを分けて情報発信をした方がいいでしょう。
なぜ両者を分けた方がいいのか
コーポレートサイトと採用サイトを分けた方がいい理由は、ユーザーごとに求める情報が異なるからです。両者が求める内容の例は、以下の通りです。
- コーポレートサイト・・取り扱っている商品やサービス、株主や提携企業、業績の最新情報
- 採用サイト・・会社概要や仕事内容、企業の雰囲気など
ユーザーごとに求める情報が異なるということは、それぞれのサイトに掲載する内容も異なります。次の項目で、さらに詳しく見ていきましょう。
・2つのサイトに掲載する内容とは
コーポレートサイトに掲載する主な内容は、以下の通りです。
【会社の基本となる情報】
- 会社の正式名称
- 代表者名や本社の所在地
- 資本金
【さらに具体的な内容】
- 扱っている商品やサービスの情報
- IR情報(投資家向け)
- 採用情報は簡潔に
採用サイトに掲載する主な内容は、以下の通りです。
- 募集要項
- 職種の紹介
- 扱う商品やサービス
- 組織構成
- 企業理念
上記は一例ですが、ターゲットが異なると理解していると、スムーズに進められます。
両者は運営の目的が異なる
コーポレートサイトと採用サイトは運用の目的が異なります。
・コーポレートサイト
コーポレートサイトの場合は、経営情報の掲載によって株主や消費者の信頼を獲得することが目的です。株主や消費者から見たコーポレートサイトは、その会社に投資するかどうかを決めるための情報が掲載されています。
消費者に自社の商品やサービスを知ってもらうことも、コーポレートサイトの重要な役割です。商品を購入してもらうためには、まず「興味を持ってもらう」段階をクリアする必要があります。
コーポレートサイトは、自社が展開している事業の全体像が分かる構造にしておくことで、消費者が自分では気づかなかったニーズに気づいてもらえる可能性が高まります。
コーポレートサイトについては下記の記事をご覧ください。
・採用サイト
これに対して採用サイトは、求職者に向けて自社の強みや魅力をアピールしていきます。志望度が高い求職者からの応募を集めることが可能です。
採用サイトは求人媒体と比較すると自社の企業理念や社風を発信できるので、志望度が高い求職者が集まる傾向です。文字の情報が中心となる求人媒体と顔写真や現場の写真などを使える採用サイトなら、後者の方がイメージが伝わります。
求人媒体は掲載できる情報量を制限しているケースが多く、限られた文字数の中で自社を選んでもらうように工夫するのは困難です。しかし自社で自由に構築できる採用サイトは、アクセス数が減ったとしても、志望度が高いユーザーが訪れます。
両者が共通する点とは
コーポレートサイトと採用サイトは、どちらにも企業の顔として情報発信していく役割があります。
デザインや情報が整理されていて見やすいサイトだった場合、その会社に対して良い印象を持つでしょう。これとは反対に、経営陣や所在地の変更を疎かにしていた場合、「いいかげんな会社だ」という印象を受けるのではないでしょうか。
求職者が本当に知りたいと思っている、実際の社風や従業員の雰囲気などは、会社に入って働かないと分からないものです。しかし面接や内定以前の、情報を発信している段階で、きちんとしている会社だということはある程度伝えられます。
優秀な人材を雇用したいのなら、優秀な人材が興味を持つ情報発信をすることが重要です。
両者を分けて運営するメリットとデメリット
ここでは、採用サイトとコーポレートサイトを分けて運営するメリットとデメリットを紹介します。
メリット
採用サイトとコーポレートサイトを分けるメリットは、応募者の増加が期待できることです。お伝えした通り両者を分けて運用すると、求職者に向けたサイトと、消費者や株主に向けたサイトとなります。サイトを分けたことによりニーズが高まったユーザーを集めた結果、応募に繋がります。
デメリット
デメリットは、コーポレートサイトと採用サイトの制作コストや運用です。
・制作のコストについて
採用サイトとコーポレートサイトの制作を外部に依頼する場合、制作のコストがかかります。コストというのは費用だけの問題ではなく、2種類のサイトに掲載する情報を集める人材も必要になるでしょう。
サイトの制作が日常の業務にプラスされる場合、担当者には多くの負担がかかります。制作の進行が困難なら、ホームページ制作会社に依頼することもひとつの選択です。
・運用にかかる手間
半年以上も更新されていないサイトを見て、応募しようと考える求職者は多くありません。優秀な人材を集めるために、定期的な更新が重要となります。
とはいえ、サイト制作の知識が少ない場合、どこをどうやって更新すればいいのか分からないでしょう。ブログのように記事を積み上げていく更新ではないので、なおさら悩むと思います。
たとえばアフターフォローが充実しているホームページ制作会社に制作を依頼すると、更新に関するアドバイスがもらえる可能性があります。
ホームページ制作会社によって定期的な更新を実施するプランを設けているケースもあるので、分からなければ電話などで確認してみるといいでしょう。
・似た情報を掲載することで感じる二度手間
二度手間だと感じることも、コーポレートサイトと採用サイトを分けるデメリットです。「なぜ両者を分けた方がいいいのか」の項目でもお伝えした通り、両者は内容が被っていることもしばしばあります。
サイトの制作に慣れていない人なら、「ほとんど同じ内容のコンテンツを2つも作って意味があるのだろうか」と不安になるでしょう。
まとめ
コーポレートサイトや採用サイトは、運営の目的やターゲットとするユーザーが異なるとお分かりいただけたでしょう。優秀な人材を採用したいのなら、発信する情報の質も高めていくことが重要です。
しかし、普段の業務をこなしながら質が高い情報ばかり発信しつづけていくのは困難です。コーポレートサイトや採用サイトの運営に手間がかかって、普段の業務がおろそかになっては元も子もありません。
そこで、ホームページ制作のプロに依頼する方法も視野に入れましょう。プロに依頼すると、競合調査や分析といった時間がかかる業務も効率よく実施してもらえます。
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