ホームページのユーザーが離脱する理由と対策!読まれるコンテンツ作成のコツを紹介
更新日:2022.08.24
ウェブサイトを運営していてもユーザーの滞在時間が短かったり、1ページで離脱してしまったりするときがあります。しっかりと下調べをしてコンテンツを作成している場合は、落ち込んでしまう人もいるでしょう。ユーザーが離脱してしまう原因の多くは、求めている情報とは違うと判断されたからです。しかし原因はひとつだけとは限らないので、調査と改善を繰り返すことによって滞在時間が長くなるでしょう。
この記事では、ウェブサイトに来たユーザーに満足してもらい、離脱しにくくなるコンテンツの作成が分かるように説明しました。
直帰率と離脱率には違いがあると知ろう
同じウェブサイトの中で、はじめにAのページの閲覧を始めたユーザーが、Bのページに移動せず離脱してしまうことを「直帰率」といいます。
上記の例とは違い、Aのページからウェブサイトの閲覧を始めたユーザーがほかのページを閲覧した際に、どこで離脱したかを確認するのが「離脱率」です。
直帰率や離脱率が高い場合は、ユーザーからウェブサイトに求めている情報はないと判断されている可能性があるので、原因を調査して改善しましょう。
しかし、直帰率が高くても1ページごとの滞在時間が長ければ、ユーザーはしっかりとウェブサイトを読んでいるため、一概に悪いことではありません。
注意すべきなのは直帰率が高いだけではなく滞在時間も短い状態なので、この場合は原因を探して改善していくといいでしょう。
ユーザーがウェブサイトから離脱する原因とは
ユーザーがウェブサイトから離脱する原因は、お伝えした通り「求めている情報ではない」と判断されたからです。
しかし、その感情にいたるには以下の原因が考えられます。
- 知りたい情報が載っていなかった
- 読みにくいページだった
- 広告が多かった
- スマートフォンで見にくいページだった
- コンテンツの導線作りができていなかった
知りたい情報が載っていなかった
ユーザーには、知りたい情報が載っていないHPを回遊するメリットがありません。そのため、ニーズを満たしていなければ直帰率も離脱率も高めてしまいます。
1ページをじっくり読んだりウェブサイトを回遊したりするのは、「もっと知りたい」と思える情報が載っているからです。
読みにくいまたは広告が多いページだった
ニーズを満たした有益な情報を自社のウェブサイトに載せていても、読みにくかったり広告が多かったりすると離脱の原因になります。広告が多いとページの読み込みに時間がかかるので、さらに離脱する原因を作っている状態です。
また、必要以上に文字が小さいページや、何度も「続きを読む」ボタンをクリックして移動するページもご注意ください。
文字が小さすぎるとそれだけで離脱の原因になりますし、現在のスマートフォンユーザーはスクロールに慣れている人が多くいます。
スマートフォンで見にくいページだった
スマートフォンが普及している2022年では、レスポンシブウェブデザインは必須と言える項目です。
レスポンシブウェブデザインとは、画面の幅が異なる端末でひとつのウェブサイトを閲覧したときに、画面に合わせて柔軟に調整するデザインのことを表しています。基本的に難しい設定は必要ないので、対応させておきましょう。
コンテンツの導線作りができていなかった
内部リンクが設定されていない場合、ユーザーはウェブサイトの回遊ができません。
「いい情報だったからほかのページも見たい」と思ってくれたのに、ページ内にリンクが無ければ次にどのページを読めばいいのか分からないでしょう。ユーザーにコンテンツ内を回遊してもらうには、「この部分がリンクである」とユーザーに分かってもらうことが大切です。
そのため、ページの背景を白に設定して、リンクを青の下線付き文字に設定するのが基本です。
ユーザーに多く読まれるウェブサイトを作るには
ユーザーに多く読まれて離脱されないウェブサイトを作るには、たとえば以下の情報が改善できます。
- タイトルやディスクリプションを見直す
- トップのイメージやキャッチコピーを見直す
- デザインを見直す
- コンテンツの情報を見直す
ディスクリプションは検索結果に表示される120文字程度の文章なので、ここを見て読むか読まないかを判断しているユーザーが多くいます。コンテンツの内容に沿った文章を書くことで、集客に繋がります。
トップのイメージやキャッチコピーは、最初のイメージになるので企業のウェブサイトにおいて大切なものです。
この部分を見て、瞬間的に「求めている内容を発信しているか」「自分と合うか」と判断されます。
かっこいいウェブサイトを求めてデザインやフォント、改行などにこだわる人もいるでしょう。
しかしユーザーが求めているのは、かっこいいHPではなく見やすく使いやすいウェブサイトではないでしょうか。反対に、自分たちにとってかっこいいとは言えないウェブサイトでも、見やすければユーザーから支持される可能性があります。
まずは、ほかの企業のウェブサイトをいくつか確認して見やすい、使いやすいと感じたものを取り上げてみましょう。
そして「なぜ、このウェブサイトがいいと感じたのか」「なぜ、使いやすいと感じたのか」と掘り下げた内容を、自社のウェブサイトに取り入れます。
作成したコンテンツは定期的に見直して、リライトや加筆などをして修正していくといいでしょう。
ウェブサイトを作成してすぐの場合は、直した方がいい情報に気づかない可能性があるので、時間が経ってから見直すことがおすすめです。
お問い合わせフォームに問題がある場合
ユーザーの離脱率が高くなる原因として、お問い合わせフォームの課題も考えられます。お問い合わせフォームは、企業のウェブサイトには欠かせないものですが、ユーザーにとって最適な形になっていないかもしれません。
お問い合わせフォームのストレスをなくす
お問い合わせフォームを改善できる点は、以下の通りです。
- 入力作業の全体像が分からない:全体像が不明だとユーザーが入力中に不安になるので、作業の進み具合を掲示する
- 入力の項目が揃っていない:視線を移動させる際ストレスにならないよう、お問い合わせフォームを整える
- 入力中の場所が分かりにくい:入力中のボックスの背景色を変える
- スマートフォンでの操作が困難:タップが容易にできるよう、入力項目を大きくする
- 入力リセットをなくす:間違えて入力した場合にユーザーがお問い合わせフォームのページに戻ると、内容が消えてしまうときがある。入力した内容が消えない仕様にすれば、入力作業の不安が軽減する
お問い合わせを増やすには
しっかりと導線を作っていても、お問い合わせフォームを目にした途端に離脱してしまうユーザーもいます。上記の対策をしておくだけではなく、「なんでもお気軽にお問い合わせください」などの一文を沿えるといいでしょう。
お問い合わせをしようと考えているユーザーは、「きちんと返事が来るのだろうか」と疑問を持っています。とくにHPはブログとは違って、更新状態が分からないケースが多くあります。
お問い合わせページに「基本的に返信は24時間以内にしています」などと記載しておけば、ユーザーが相談しやすくなるでしょう。
ユーザーは自社のイメージ通りに動かない
大前提として、ウェブサイトに訪問するユーザーは自社がイメージする通りに動くわけではありません。
「ABCDの順に読むように導線を作ったから、ユーザーはその通りに進むだろう」とはいかないわけです。Bのページからまったく想定していなかったFのページに移動する場合もあるでしょう。
ユーザーにおけるページ内の行動を把握するのにおすすめのツールが「ヒートマップツール」です。ヒートマップツールでは、どこまで閲覧されてどこのリンクをクリックされたのかが分かります。
専門の知識がない人でも一目見て分かるように、ユーザーの行動が色で表現されています。
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