ラシン採用担当が語る!採用に力を入れたい企業がすべきこととは
更新日:2022.12.22
通常、制作費が数十万円〜数百万円するHP制作ですが、その制作費を無料、月額4,800円(税別)のみで行う「ベリウェブ」。
個人事業主や店舗経営者などの中小企業向けにサービスを展開しています。
そんなベリウェブを運営しているのが、福岡に拠点を置くラシン株式会社です。
現在8期目を迎える数十名規模の会社ですが、6期目から新卒採用を行っています。
今回は、そんなラシン採用担当の茂木さんに、最近の採用の実態と傾向、採用サイトについて詳しくお伺いしました。
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<話し手> 茂木 慎汰郎(ラシン株式会社 ディレクター)
<聞き手> 坂本帆夏(ラシン株式会社 ディレクター)
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採用担当になった経緯とやりがい
坂本
今回はラシン採用担当の茂木さんにお話をお伺いします。
よろしくお願いいたします。
茂木
ラシン株式会社でベリウェブ事業部のチームマネージャーをしながら採用担当をしている茂木慎汰郎と申します。
採用担当としては、新卒や中途、学生インターンの採用を行っています。
坂本
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
茂木さんはいつから採用担当になったのですか?
茂木
昨年の5月〜6月頃です。22卒の新卒採用を機に本格的に採用に携わるようになりました。
坂本
私の代(22卒)からだったんですね!
茂木
22卒の募集職種がディレクターだったので、現場にいる私が一番一緒に働くことになるということで面接に入れていただきました。
坂本
初めて採用担当をされたと思うのですが、実際に担当してどうでしたか?
茂木
当時は新鮮でしたね。採用はやってみたいと思ってたんですけど、やったことがなかったので。一緒に働く人を採用するというのは中々できない経験だし、素直にすごく楽しかったです。
坂本
たしかに、難しそうでもあるけど楽しそうだなと私も思います!
茂木さんが採用を行う中で大事にしていることはありますか?
茂木
良い部分も改善すべき部分も含めて「ラシン」っていう会社を知っていただくことです。
あとは自分が学生さんの合否を決めるので、人生を左右する決断をしているという自覚と責任を常に持つことも大事にしています。
坂本
「飾らない」みたいなところがラシンらしさであり、メンバー全員がそれを体現している気がしますよね。それは私が就活生の時、ラシンを調べたり面接を受けていた時から感じていました。
茂木
そう言ってもらえると嬉しいです。
やっぱり面接って緊張する人の方が多いと思うんですよね。僕も面接緊張しちゃうんで。
緊張しないときって、面接官の人がフランクに話してくれたりとか、一問一答というよりは会話になっているときだと思ってて。
自分も学生側もちゃんと話せてよかったって思えるように、なるべく学生さんがいつも通り話せるような雰囲気作りも大切にしています。
面接が終わった後の気持ちも全然違ってくると思いますし。
坂本
たしかにラシンの一次面接が終わった後、これでご縁があってもなくても本当に何も後悔はないと思えました。
それぐらいラシンの面接が一番飾らず自分らしく話せた気がします。
現代ならでは?採用活動の傾向と難しさ
坂本
採用担当として働く中で、一番印象に残っていることはありますか?
茂木
一番印象に残っているのは坂本さんの面接ですね。
坂本
笑(言わせたみたいですみません)
茂木
理由は初めて採用担当として新卒を採用することができたのが坂本さんだったから。
22卒の採用活動としては、半年ほどの時間をかけて60名以上の学生さんと話したのですが、なかなか内定を出すまでには至らなかったんですよね。
今、23卒の採用も時間をかけて色んな学生さんと話していますが、改めて難しいなと感じる真っ最中です。
坂本
採用は難しいとよく聞きますが、本当なんですね。
茂木
特にラシンぐらいの数十人の小さい規模感・中小企業だとより難しいなと思います。
採用できたとしても入社後にミスマッチが起きて退職とかになると、会社にとって大きい痛手になるので。
会社にとって良くないのはもちろんですが、学生さんのキャリアにとっても良くないと思いますし。
坂本
なるほど。たしかにより慎重になりますよね。
これまでたくさん選考されたと思うのですが、今の就活生に共通する部分等はありますでしょうか?
茂木
よく耳にする「安定思考の人が多い」みたいなところも感じている一方で、給料などの待遇面だけでなく、ワークライフバランスを重視したり、企業の価値観や目指すビジョン、そして一緒に働く社員などの「誰と働くか」という部分をより重要視している方が多いなとも思います。
坂本
私たちの世代、いわゆるZ世代(1996年~2015年の間に生まれた世代)は「価値観重視型世代」とも言われますよね。
茂木
そうですね。それ以前の団塊世代・ゆとり世代・ミレニアル世代はどちらかというと、会社の規模感や名声でを重視する人が多かったのですが、モノや情報が溢れた現代においては「価値観」を重視する傾向にあると感じます。
坂本
なるほど。
価値観が重視される現在、ラシンとして、また茂木さんとして工夫されていることはありますか?
茂木
そうですね。例えばラシンの良さである、規模感であったり、少人数だからこその社内コミュニケーションの特徴、事業としての伸び代、仕事のやりがい、何よりも人が良いところなど、そういったところを面接や説明会、またホームページやSNSでもアピールするようにしています。
坂本
面接や説明会前は必ず情報収集しますよね。私もラシンのホームページとSNSは全てチェックしていました。
茂木
現代の採用活動で求められることとして、まず「発信する」ということは必要になってくると感じます。先ほどの話にあったように、求職者の方は「この会社が大切にしている価値観はなんだろう」「どのような社会課題に取り組んでいるのだろう」と考えている方が多いので、判断するための情報を提供する必要があります。
求人を出せば応募がくるという時代ではないので、自社で持ってるコンテンツはできる限り発信していきたいですよね。
採用活動のために重要な「発信すること」
坂本
どのような媒体で、どのように発信するのがオススメかなどあれば教えていただきたいです!
茂木
基本的ではありますが、ホームページやSNS、求人媒体、Webメディアとかですかね。色々ありますが、基本はやっぱり採用サイトでの発信がメインになってくると思います。
採用サイトにただ募集要項を載せるだけではなく、どのような情報を、どのような学生さん(ターゲット)に、どのようなデザインで発信していくのかを設計していく必要があるのかなと思います。
坂本
ラシンの採用サイトもそのような設計をされて作られたのですか?
茂木
そうですね。「真剣勝負をしませんか」という採用キャッチコピーを作ったのですが、そこのキャッチコピーとその下に続く文章はとてもこだわって作りました。
ラシンとしてどういう人に来てもらいたいか、どのような人に振り向いてもらいたいか等を意識して文章を作りました。
坂本
たしかに、この採用キャッチコピーと文章で1ページ分のほとんどを占めて表現していますよね。ここに込められた想いがひしひしと伝わってきます。
茂木
極端な話、他のページを見なくても、この文章を読めば会社の想いや熱量が伝わるようにしたいと思って作りました。
坂本
あと最近、ラシンのビジョンとバリューのページも追加しましたよね?
茂木
そうですね。特にバリュー(七つの価値観)はずっと発信したいなと思っていて。
ビジョンは元々決まっていたから載せるだけだったのですが、バリューは会社として言語化をしていなかったので。
坂本
茂木さんが役員陣に提案して作ったんですよね?
茂木
はい。
ラシンメンバーで共通の価値観が目にみえる形でほしいなと思ったし、それを採用サイトに載せて、こういう気持ちを大切にしてみんなが働いてるんだと分かった上で、面接して採用活動をしたかったというところもあります。
ここでもラシンの大事な価値観を表現するということにこだわって時間をかけて文章を作りましたね。
採用を目的としたサイト制作の課題と取り組み
まずは情報が充実したホームページを持つこと
坂本
お客様からのホームページ依頼でも採用を目的としたサイトって多いですか?
茂木
多いですね。肌感として6〜7割ぐらいは採用目的の企業な気がします。
それくらい採用におけるホームページの果たす役割は大きいのかなと感じているところです。
坂本
そうなんですね。そのような企業様はどのようなお悩みが多いんでしょうか?
茂木
「求人を出しているけど人が集まらない」等の課題がほとんどかなと思います。
求人を出している媒体はハローワークだけとか、ハローワークに出していたとしてもホームページがないとか。
坂本
ホームページがないと判断材料が少なく、応募まで至らないケースが多そうですよね。
茂木
まさにそうです。ホームページがない=営業はしているけど暖簾が閉まっているのと同じです。
実際のお店に行く時も、暖簾が出ていなかったら、ここのお店は営業していないのかなとなると思います。採用においても一緒だと思いますが、このような企業が地方になればなるほど多いなと感じます。
坂本
大きな機会損失になりますよね…
茂木
そうですね。まずは暖簾を出すというのはファーストステップにすぎないですが、マストでやらないといけないことかなと思っています。
あくまで「求職者目線」のコンテンツ作り
坂本
先程はラシンの採用サイトで意識したことをお伺いしましたが、お客様の採用目的のサイトやホームページを制作する時に意識していることはありますか?
茂木
ラシンの採用サイトで意識したことでもあるのですが「自分が学生だったらどういうコンテンツを知りたいのか」の視点で考えることですね。
あとはリアルを発信すること。やっぱり求職者の方はそこが一番気になると思うので、社員の方の生の声であったり、どんな会社にしたいかなどの「会社の想い」や「代表者のメッセージ」の部分は入れるようにしています。
坂本
私も実際に採用目的のサイトのディレクションを担当させていただいた経験があって、その時に結構そういったリアルの情報や想いを言葉にするのって、質問する方も答える方も難しかったりすると思ったのですが…
茂木
たしかに、会社の理念等もホームページ制作のタイミングで初めて考えるというお客様も実際に多かったりはします。
そういう場合は色んな角度の質問をして探りながら、この機会にぜひ一緒に作らせてください!という気持ちでお客様と向き合っています。
実際のお客様の声から感じた 採用サイトの「意外」な役割
坂本
採用目的のホームページを作ったお客様から実際にいただいた声とかはありますか?
茂木
もともと採用ページがなかった型枠工事を行う会社さんからは、採用ページの内容が充実したことによって従業員の応募が増えたという声をいただいています。
あとは従業員の方のモチベーションも上がったとの声もいただきました。
坂本
求職者だけじゃなく、社内にも良い影響があったのですね!
茂木
採用サイトの果たす役割は、学生や求職者などの外部向けという側面はもちろんですが、社員のモチベーション向上のためにも重要だったりすると思います。
もし自分の働いている会社のホームページが古くてイケてなかったりしたら、正直嫌だなという気持ちになりますよね?
坂本
たしかにそうですね。
知り合いとか親に見られた時とか、しかも社員の声に自分が載っていたりすると嬉しいので、せっかくならカッコいいサイトが良いですよね。
茂木
初心を思い返すことが出来たり、普段知らなかった職場の人の一面や会社のことを知る良い機会にもなるのかなと思います。
坂本
採用サイトの重要性やメリットがこんなにもたくさんあるなんて驚きでした。
採用目的のホームページを制作する際は、求職者にとって良いサイトにすることはもちろんですが、お客様や会社にとっても良いサイトにしていきたいと思います!
茂木さん、本日はありがとうございました!
採用目的のホームページ制作・採用サイトを持つならベリウェブ!
ベリウェブは個人事業主や店舗経営者などの中小企業向けのホームページを作成・更新サービスです。
採用サイトの制作実績も多数あり、培ったスキルやノウハウでお客様の魅力を最大限引き出し、ホームページとして形にします。
すでにホームページがある人やこれからホームページの制作を検討している人どちらでも利用することができ、ホームページ制作にかかる取材・デザイン・文章作りなどのほとんどの作業をプロのディレクター・ライターに依頼できます。
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ベリウェブにホームページ制作を依頼する際の制作費は0円、更新作業を依頼する場合でも保守管理費用月額4,800円(税抜)と比較的安価で作成と更新を依頼することができます。
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