
更新日:
2025.6.19
ウェブサイトを作成したいが、どのツールを使うべきか迷っているあなたにおすすめなのが「CMS」です。CMSとは(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略で、CMSを使えば、専門知識がなくても、簡単にホームページを作成・更新できます。
本記事では、CMSの意味や種類、導入するメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。CMSの選び方を理解して、あなたに最適なホームページ作成ツールを見つけましょう。

CMSは「コンテンツマネジメントシステム(Contents Management System)」の略称です。ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと、ホームページのコンテンツ(文章や画像など)を、専門知識がなくても簡単に管理・更新できるツールのことです。
CMSは、主に「管理画面」と「公開画面」に分かれており、管理画面では記事の編集やデザインの変更を、公開画面では実際にサイトが表示されます。これにより、作成したコンテンツをウェブサイトに反映させる作業がスムーズに行えます。また、CMSを使うことで、誰でも効率的にウェブサイトの更新作業ができ、運営の負担が軽減されるのも大きな魅力です。
現在、CMSは世界中で広く使われており、全Webサイトの約68.7%がCMSを導入しています。中でもWordPressというCMSは約62.8%の圧倒的シェアを誇ります(出典:W3Tech)。
日本でもCMSの導入は進んでおり、上場企業の約40%、ベンチャー企業の約60%がCMSを導入しているという調査結果もあります(出典:HubSpot Japan、比較ビズ )。CMS市場自体も拡大を続けており、2032年には約5.4兆円(541.6億ドル)規模に成長すると予測されています(出典:GoLeadGrid/Zion Market Research)。
現在のホームページがCMSを使用していなくても、WordPressなどのCMSを導入して、既存のサイトをCMS化することは十分に可能です。これにより、コンテンツの更新が簡単になり、サイト管理が効率化されるため、長期的には運営コストや手間を大幅に削減できます。CMS化することで、デザインや機能も柔軟に変更できるため、サイトのリニューアルもスムーズに行えます。

CMSには大きく分けて3つのタイプがあります。
オープンソース型CMS
パッケージ型CMS
クラウド型CMS
それぞれの特徴を把握して、自分のニーズに合ったCMSを選びましょう。
オープンソース型CMSは、ソースコードが公開されており、誰でも無料で利用・改変できるCMSです。世界中で多くの開発者によって開発・改良が続けられているため、機能が豊富で、カスタマイズ性が高いのが特徴です。
代表的なオープンソース型CMSとしては、WordPress(ワードプレス)が有名ですがワードプレス以外にも、Joomla!(ジュームラ)、Drupal(ドルーパル)などが挙げられます。
また、運営にはある程度の知識が求められる場合もあります。自分でサーバーにインストールし、更新作業を行うため、技術的なサポートが少ない点に注意が必要です。
しかし、これらのCMSは、世界中で多くのユーザーに利用されており、情報量も豊富なので、困ったことがあっても解決しやすいというメリットがあります。
パッケージ型CMSは、企業が独自に開発・提供しているCMSです。特定の業種や用途に特化した機能が搭載されていることが多く、導入やサポートが比較的容易なのが特徴です。
パッケージ型CMSは、オープンソース型CMSに比べてカスタマイズ性は低いものの、導入や運用に必要な機能が最初から揃っているため、すぐにホームページを公開したい企業や、専門知識がない企業におすすめです。
ユーザーのニーズに合わせたプランやオプションが提供され、サポート体制も充実しているため、安定した運営が可能です。とはいえ、オープンソース型に比べて自由度が低いため、特定の機能に制限があることもあります。
クラウド型CMSは、インターネット上で提供されるCMSで、サーバー管理や更新作業をクラウドサービス側で行ってくれるため、利用者はブラウザ上で簡単に操作できます。代表的なクラウド型CMSには、Jimdo(ジンドゥー)やWix(ウィックス)などがあります。
クラウド型CMSは、月額料金を支払うことで利用できます。サーバーの管理やセキュリティ対策などを提供事業者が行ってくれるため、運用にかかる手間を大幅に削減できます。
また、無料プランや低価格プランが用意されていることが多いため、個人や小規模なビジネスにもおすすめです。ただし、カスタマイズに制限があることが多い点はデメリットと言えるでしょう。

CMSを使うことで、ホームページ作成や更新にかかる手間を大幅に軽減できます。
専門知識なしでホームページが作成できる
ホームページ更新の費用を節約できる
デザインの自由度が高い
高機能なプラグインを使って機能追加が可能
ここでは、CMSを利用することで得られるメリットをいくつかご紹介します。
CMSの最大のメリットは、プログラミングの知識がなくても簡単にホームページを作成できることです。多くのCMSには直感的に操作できる管理画面が用意されており、文章を入力したり、画像をアップロードしたりするだけで、簡単にコンテンツを作成できます。さらに、デザインテンプレートが豊富に用意されているため、デザイン面でも初心者でも手軽に本格的なサイトを作成できます。
CMSを使えば、ホームページの更新や修正作業も簡単に行えます。外部の専門業者に依頼する必要がなく、社内のスタッフや自分自身で更新ができるため、更新のたびに費用がかかる心配がありません。更新頻度が高いブログやニュースページを運営する場合、特にこの点は大きなメリットとなります。
多くのCMSでは、豊富なデザインテンプレートが用意されています。これらのテンプレートをそのまま利用したり、カスタマイズしたりすることで、簡単にデザイン性の高いホームページを作成できます。また、プラグインや拡張機能を利用することで、さらにデザインの幅を広げることも可能です。
プラグインとは、CMSの機能を追加・拡張するプログラムのことです。
多くのCMSでは、機能を拡張するためのプラグインやモジュールが提供されています。これらを利用することで、フォーム作成、SEO対策、SNS連携など、さまざまな追加機能を簡単に組み込むことができます。サイトの運営に必要な機能を柔軟に追加できるため、ビジネスニーズに合わせたカスタマイズが可能です。

CMSには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。
セキュリティー面での不安
権限が限られているケースもある
以下では、CMSを利用する際に注意すべき点について説明します。
CMSは、世界中で多くのユーザーに利用されているため、サイバー攻撃の標的になりやすいという側面があります。特に、オープンソース型CMSは、ソースコードが公開されているため、脆弱性が発見されやすく、不正アクセスや改ざんなどのリスクが高まります。
そのため、CMSを導入する際には、セキュリティ対策をしっかりと行う必要があります。
例えば、CMSやプラグインを常に最新の状態に保つ、強力なパスワードを設定する、セキュリティ対策用のプラグインを導入する、などの対策が重要です。
CMSの中には、ユーザーに与えられる権限に制限があるものもあります。例えば、スタッフにコンテンツを編集させたい場合、管理者権限を与えなければならないことがあります。権限の設定が細かくない場合、チーム全体での協力が難しくなることもあります。
このように、CMS導入にはいくつかのデメリットも存在します。しかし、ほとんどの中小企業においては、これらのデメリットを考慮しても、CMSを導入するメリットの方が圧倒的に大きいと言えるでしょう。その証拠に、CMSは世界中のウェブサイトの約6割以上で採用されており、中小企業のホームページにおいてもその導入は急速に拡大しています。 長期的な視点で見れば、デメリットを補って余りある恩恵を得られるのがCMSなのです。

CMSを選ぶ際には、以下のポイントを比較して、自分に最適なものを選ぶことが大切です。
使いこなせるスキルレベル
ランニングコスト
マルチデバイスに対応している
それぞれ解説していきます。
CMSを使う際には、ある程度の操作スキルが求められる場合があります。初心者向けのCMSもあれば、上級者向けのものもあります。自分のスキルレベルに合ったCMSを選ぶことが、成功の鍵となります。
補足ですが、選定に迷ったら、まずは各CMSのデモ画面や無料プランを実際に触ってみて、自分たちのスキルレベルで「本当に使えるかどうか」体感してみるのがおすすめです。
CMSには無料のものから有料のものまで様々です。無料でも基本的な機能は十分ですが、追加機能やサポートが必要な場合は有料プランに切り替える必要があります。ランニングコストをしっかりと把握し、予算内で運営できるかどうかを確認しましょう。
近年、スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスでインターネットを利用する人が増えています。そのため、ホームページは、パソコンだけでなく、これらのデバイスでも快適に閲覧できる必要があります。
CMSを選ぶ際には、マルチデバイスに対応しているかどうかを確認することが重要です。モバイルフレンドリーなデザインが提供されているCMSを選べば、どのデバイスでも快適に閲覧できるサイトを作成できます。

ここでは、特におすすめのCMSを4つご紹介します。それぞれのCMSの特徴や料金プランなどを比較して、自社に最適なCMSを選びましょう。
STUDIO:https://studio.design/ja | WordPress:https://wordpress.com/ja/ | Ameba Ownd:https://www.amebaownd.com/ | ||
総合評価 | ★★★★☆(汎用性とデザイン性を求めるなら〇、手軽さを重視するなら△) | ★★★☆☆(初心者でも扱いやすいが、カスタマイズ性は△) | ★★★★★(機能性・拡張性・情報量で圧倒的におすすめ) | ★★★☆☆(手軽に始めたい個人・小規模向け) |
特徴 | ノーコードで高品質なデザインが可能な国産ツール | AIによる自動作成が可能。初心者向け | 世界シェアNo.1のCMS、カスタマイズ性が高い | ブログ感覚で簡単に作れる。SNS連携が強み |
使いやすさ | 比較的簡単 | 簡単 | 比較的簡単(自由度が高くやや慣れが必要) | 簡単 |
主な用途 | ・コーポレートサイト | 個人・小規模ビジネスのホームページ | あらゆるWebサイトに対応 | ブログ、個人ブランド、簡易サイトなど |
機能性 | 非常に高い | 高い | 非常に高い(プラグインで拡張可能) | 高い |
デザイン性 | 非常に高い(自由度◎) | シンプルで扱いやすい | 非常に高い(目的によって柔軟に調整可) | テンプレート多数 |
サポート体制 | あり | あり | 豊富 | あり |
無料プラン | あり | あり | 無料 | あり |
有料プラン | 月980円〜 | 月990円〜 | 月500円〜別途サーバー代 | 月960円〜 |
代表的なCMSを4つまとめてみました。
この中で最も利用されているCMSはWordPressです。世界・国内ともに圧倒的なシェアを誇り、機能の豊富さやカスタマイズ性の高さが魅力です。企業・個人問わず幅広く活用されており、対応できる制作会社や情報も豊富なため、安心して運用できます。
一方、近年利用者が急増しているのがSTUDIOです。ノーコードで高品質なデザインを直感的に作れる点が評価されており、デザイン性と操作性のバランスを重視する中小企業やフリーランスから支持を集めている、今最もアツイCMSのひとつです。テンプレートの洗練度も高く、スピーディーなサイト公開にも向いています。
JimdoやAmeba Owndは操作の簡単さが魅力で、特にWeb制作に不慣れなユーザーや個人事業主に適しています。ビジネス用途ではやや機能面で物足りなさを感じることもありますが、「とにかく簡単に始めたい」という方におすすめのCMSです。
どのCMSにも強みと弱みがありますが、「何を重視するか」によって最適な選択肢は変わります。目的に合ったCMSを選ぶことで、より効果的で持続可能なサイト運用が実現できます。

STUDIOは、デザイン性の高いホームページをノーコードで作成できるクラウド型CMSです。直感的な操作で、自由度の高いデザインを実現できます。
STUDIOは、無料プランも提供していますが、機能が制限されています。有料プランにアップグレードすることで、より多くの機能やサポートを利用できます。

Jimdoは、初心者でも簡単にホームページを作成できるクラウド型CMSです。ドラッグ&ドロップで簡単にホームページを作成できます。
Jimdoは、無料プランも用意されているため、手軽にホームページを始めたい方におすすめです。また、有料プランでは、より多くの機能やサポートを利用できます。

WordPressは、世界中で最も利用されているオープンソース型CMSです。豊富なデザインテンプレートやプラグインが用意されており、様々な種類のホームページを作成できます。
WordPressは、ブログだけでなく、企業サイトやECサイトなど、様々な用途で利用できます。また、SEO対策に役立つ機能も豊富に搭載されているため、検索エンジンで上位表示されやすいホームページを作成できます。

Ameba Owndは、ブログサービス「Amebaブログ」が提供するクラウド型CMSです。デザイン性の高いテンプレートが豊富に用意されており、おしゃれなホームページを簡単に作成できます。
Ameba Owndは、無料プランも用意されているため、手軽にホームページを始めたい方におすすめです。また、有料プランでは、独自ドメインの利用や広告非表示などの機能を利用できます。
CMSを活用したホームページは、さまざまな業種や目的で広く利用されています。例えば、企業のコーポレートサイトやオンラインショップ、個人のポートフォリオサイトなど、用途に応じて柔軟に対応できるのが特徴です。CMSを使用することで、コンテンツ更新が容易になり、効率的に運営することができます。
多くの企業が、自社の情報発信やブランディング戦略において、CMSを活用してコーポレートサイトを構築しています。CMSを導入することで、企業の顔となるウェブサイトを、効率的に作成・運用できるからです。
具体的には、会社概要や事業内容、経営理念といった基本的な情報の発信はもちろん、最新のニュースやブログ記事をタイムリーに更新することで、顧客や求職者とのコミュニケーションを深め、企業イメージの向上や信頼性の構築に繋げています。
また、ホームページから商品を買えるようにしたり、お問い合わせを受け付ける窓口を設けたりすることで、お客様がもっと便利に利用できるようにすることもできます。
このように、CMSを使うことで、企業はホームページを通じて、お客様や社会とのつながりを深め、自分たちのことをもっとよく知ってもらうことができるのです。

河津商事株式会社様
https://www.kawatsu-shoji.co.jp/

有限会社松尾溶断所様
CMSは、インターネットで商品を売るためのホームページ、つまりECサイトを作るのにも役立ちます。ECサイトというのは、例えば、Amazonや楽天のような、インターネット上のお店のことです。CMSを使うと、商品を登録したり、在庫を管理したり、お客様がクレジットカードなどで支払いをする仕組みを作ったり、お客様の情報を管理したりといった、ECサイトに必要な機能をCMSで実現できます。

Shopify(ショッピファイ)
ワードプレスなどのCMSでもECサイトを制作することは可能ですが、ECサイト構築に特化したCMSとして、近年注目を集めているのがShopify(ショッピファイ)です。
Shopifyは、ECサイトに必要な機能が豊富に揃っており、デザイン性の高いオンラインストアを比較的簡単に構築できるのが特徴です。世界中で多くのECサイトがShopifyを利用しており、中小規模のショップから大企業まで、幅広いニーズに対応しています。
CMSを使うことで、誰でもインターネットでお店を開き、商品を売ることができるようになるのです。
CMSを使ったホームページ作成には、専門的な知識なしでホームページを作成できる、更新作業を自社で行える、コストを削減できるなどのメリットがあり、特に中小企業や個人事業主にとっては非常に有益です。ただし、セキュリティやカスタマイズ面での制約もあるため、しっかりとした選定が必要です。
各CMSには特徴や得意分野があるため、ウェブサイトの目的や運営のスタイルに合ったものを選んで、最適なホームページ作成を実現しましょう。
当サイトを運営している「ベリウェブ」はサブスク型のホームページ作成・更新サービスを提供しています。ベリウェブでは保守管理費用の8,580円(税込)/月のみでホームページの作成から更新までをお任せいただけます。初期費用をかけずにハイクオリティーなホームページを持てるとお喜びの声をいただいております。
ホームページの新規制作、リニューアルを検討されている方の中には個人事業主、経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。ホームページの作成、集客などを全て丸投げすることで、やらなければいけない業務に集中して取り組むことが可能です。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
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