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2026.1.7

「PCではキレイに表示されるのに、スマホで見るとレイアウトが崩れてしまう…」
ノーコードツール StudioでWebサイトを制作していると、多くの人が一度は“レスポンシブの壁”にぶつかります。
特に、自分でサイトを更新している担当者の方にとっては、どこをどう直せばいいのか分からず、頭を抱えてしまうことも少なくないでしょう。
でも、ご安心ください!
実は、Studioでレスポンシブが崩れる原因は、いくつかの基本的な「設計ミス」に集約されます。
その原因を論理的に理解し、正しい設定のやり方を覚えれば、誰でもスマホサイズでも崩れない美しいサイトを自力で修正・作成できるようになります。
この記事では、レスポンシブが崩れる根本的な原因と、今すぐ直せる具体的な解決策をまとめています。
専門用語を噛み砕きながら実務レベルで徹底解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

「設定を色々試したのに、なぜかうまくいかない…」
その原因は、表面的な操作ミスではなく、Studioの設計思想を理解していないことにあるかもしれません。
初心者が陥りがちな根本的な要因は、下記の4つにまとめることができます。
ボックスレイアウト構造を意識していない
小さいデバイス(モバイル)からデザインしている
単位が適切な設定になっていない
ブレイクポイントの概念を正しく理解していない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Studioのレスポンシブが崩れる最大の原因は、Studioが「積み木(ボックス)構造」であることを意識せずに作ってしまう点にあります。
Studioでは、テキスト、画像、ボタンなど、すべての要素が「ボックス」という透明な箱に入っています。
そして、そのボックスを縦に積んだり、横に並べたり、あるいはボックスの中に入れ子にしたりして、ページ全体を組み立てていくのです。
※板谷さんここにStudio画面スクショお願い!
そして、レスポンシブ対応とは、このボックスたちの「大きさ」や「並び順」を、画面サイズごとに調整していく作業になります。
関連する要素は必ず親ボックスでグループ化し、その親ボックスの並び方を調整することが鉄則です。
これも非常に多い「あるある」な間違いです。
Studioは、PC基準(デスクトップファースト)で設計されており、モバイルから作り始めると、PC版にその設定が反映されず、結果としてPC版が未設定のまま(デフォルトのまま)になり、二度手間や設定ミスを誘発します。
なぜなら、Studioのレスポンシブ設定は、大きい画面のスタイルが小さい画面へ(上位デバイスから下位デバイスへ)と引き継がれる(継承される)仕組みになっているからです。
そのため、必ず「PC → タブレット → スマホ」という大きいデバイスから小さいデバイスへの一方向で設定を行う、という鉄則を守りましょう。
「なんとなく」でサイズ単位を設定していると、必ずどこかでレイアウトが崩れます。
特に重要な8種類の単位の違いを正確に理解しましょう。
単位 | 特徴 | 詳細説明・解説 |
|---|---|---|
px | 固定値 | 「幅を300pxに」と決めたら、画面が狭くなっても無理やり300pxを維持しようとしてくれます。 |
% | 親要素に対する割合 | 親ボックスに対する割合のことで、「幅を100%に」とすれば、親ボックスの大きさに合わせて柔軟に伸縮してくれます。 |
auto | 自動調整 | 中に入っている子要素の大きさに合わせて、ボックスの大きさが自動で決まる「おまかせ」設定のようなものです。 |
flex | 兄弟要素との比率 | 同じ階層にある兄弟要素との間でスペースの比率を決める単位のことです。 |
vw/vh | 画面幅/高さに対する割合 | 画面全体の幅(vw)や高さ(vh)に対する割合の単位です。 |
dvh | 動的な画面の高さ | スマホでURLバーが表示されたり隠れたりするのに合わせて、表示領域の高さを自動調整してくれます。 |
rem | テキスト用の相対値 | 基準の文字サイズ(1rem=16px)に対する倍率で指定する単位です。 |
ブレイクポイントとは、レイアウトが切り替わる「画面幅の境界線」のことです。
初心者の方が勘違いしがちなのは、「スマホ用の設定をすれば、すべてのスマホで同じように表示される」という思い込みです。
実際には、iPhone SE(幅375px)とiPhone 14 Pro Max(幅430px)では画面サイズが異なります。
この「ブレイクポイントとブレイクポイントの間」の表示を意識せずに、px固定などでガチガチにレイアウトを組んでしまうと、特定のスマホ機種で見たときだけレイアウトが崩れる、という現象が起きてしまうのです。

【考えられる原因】
エディタの画面幅と、実際のデバイスの画面幅が完全に一致していないために起こります。
この伸縮に耐えられない「px」固定などの設定が原因です。
【解決策】
・横幅を「px」で指定している要素がないか確認し、「%」や「auto」に見直す。
・ブラウザの開発者ツールを使い、実際のスマホの画面幅で表示を確認する。
【考えられる原因】
子要素の合計幅が、親ボックスの幅を超えてしまっているのが原因です。
ほとんどの場合、どこかのボックスの横幅が「px」で固定されています。
【解決策】
・はみ出している要素を選択し、横幅を「%」や「auto」に変更する。
・どうしても原因の要素が見つからない場合は、親ボックスから順に選択し、どのボックスがはみ出しているのか特定する。
【原因】
画像ボックスのモード設定が不適切なことが原因です。
Studioの画像ボックスには「Boxモード」と「Imgモード」があります。
※Boxモード:ボックスのサイズが優先され、中の画像が引き伸ばされたり、トリミングされます
※Imgモード:画像本来の縦横比(アスペクト比)が維持されます。
【解決策】
・画像ボックスを選択し、右上の設定パネルでモードを「Imgモード」に切り替える。
・ボックスの縦幅を「auto」に設定する。
・これにより、横幅を「%」で指定しても、画像の縦横比は美しく保たれます。

StudioはPC基準で設計されており、大きい画面のスタイルが小さい画面に「継承」されるため、基準(PCサイズ)からデザインするようにしましょう。
この流れに逆らうと、設定が上書きされ、意図しない崩れが発生します。
これも「継承」のルールのため、「PC → タブレット → スマホ」の順番を必ず守りましょう。
前のデバイスの表示が完了してから、次の小さいデバイスの調整に移ります。
ボックスの縦幅を「auto」にすると、中に入るコンテンツ量に応じて高さが自動的に伸び縮みします。
これにより、テキストが折り返されても要素がボックスからはみ出すのを防げます。
特別な意図がない限り、縦幅をpxで固定する場面はほとんどありません。
横幅を「%」で指定することで、ボックスは画面幅に応じて柔軟に伸縮します。
そして、内側の余白(パディング)を使ってコンテンツの左右のスペースを確保するのが、美しく崩れないレイアウトのコツです。
<具体的なSTEP>
ボックスの横幅(width)を「100%」に設定
ボックスの内側の余白(パディング)で、左右に「20px」などの余白を設定

A. 最も多い原因は、この記事で解説した「設計の基本ルール」(PCから作る、単位の適切な使用など)を守れていないケースです。
特に、ボックスの縦横幅を「px」で固定していることが原因であることが非常に多いです。
A. いいえ、StudioのエディタはPC専用なので、スマホやタブレットからデザインを編集することはできません。
編集作業は必ずPCで行う必要があります。
A. はい、可能です。
文字サイズはブレイクポイントごとに個別に設定できます。
スマホのブレイクポイントに切り替え、変更したいテキストボックスを選択し、右側の設定パネルで文字サイズ(font-size)の数値を変更してください。
この変更は他のブレイクポイントには影響しません。

Studioでレスポンシブが崩れる原因は、ツールのバグや特殊な操作が必要だからではありません。そのほとんどが、「設計ミス」に起因します。
今回解説した、
PC基準・大きいデバイスから作る
ボックス構造を意識する
適切な単位(auto, %, vwなど)を使い分ける
という3つの大原則を守ることが、レスポンシブ対応をマスターするための最も確実な道です。
レイアウトが崩れたときに、その場しのぎで設定を足していくのは非効率で、さらなる崩れの原因にもなります。
大切なのは、「崩れたら設定を足す」のではなく「設計から見直す」という考え方です。
この考え方を身につければ、初心者でも手戻りなく、どんなデバイスでも美しいサイトを構築できるようになるでしょう。

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